スマホで半数がWebを見る時代! ここ4年のWindowsの凋落とiPhoneの躍進
当ブログのアクセスログを見ていたらここ3〜4年のWindowsのシェア低下が甚だしいので、ちょっと調べてみる事にしました。2011年から、四半期毎のそれぞれのOS毎のアクセス数を割合として算出しグラフにしたものが下記です。歴代iPhoneの画像はその発売時期を表しています。
正直自分でもまとめていて、ここまでWindowsのシェアが低下していることに驚きました。
2011年当初は70%超だったWindows
グラフを詳細に見て行くと2011年まではWindowsからのアクセスは72%〜74%ほどありました。iPhoneやiPadなどのiOSはわずか2%程しかありません。ところが2012年の1QではじめてWindowsが70%を割り込みます。一方のiOSのシェアは2011年4Qではわずか2.67%でしたが、2012年1Qでは約4%に増加。2012年の2Qでは9.57%まで拡大します。これは2011年10月に発売されたiPhone4Sの影響が大きいと考えられます。iPhone4SはそれまでiPhoneを日本国内で独占的に販売してきたソフトバンク以外にauも扱うようになったため一気に裾野が広がった感じですかね。
坂道を転がり落ちるWindows 70%が35%に低下 受難の2012年
2012年の1Qでは約70%あったWindowsのアクセス割合が1年後の2013年1Qでは35.66%と、およそ34%も低下しています。2012年はiPhone4Sが良く売れた事に加え、iPhone5が秋に登場しました。また春には第三世代iPadが登場し、iOS端末を持つ人が増えた事も要因として考えられます。
docomoによるiPhone販売で止めを刺されたWindows
それまで右肩上がりだったiOSのアクセス割合は2013年の1Q〜2Qで一旦横ばいになります。そしてiPhone5Sの発売があった3Q以降再び上昇に転じます。これはやはりdocomoがiPhoneの販売に乗り出した事でiOS端末が増えたという事も一因にありそうですね。
当ブログの特殊要因の考察
当ブログは長らく更新していなかったので2012年からのアクセス数はほぼ横ばいです。継続的に読まれているページとして「自分でできるMacが起動しないときの5つの対処法」があります。このページはその内容からMacユーザーがアクセスする可能性が非常に高いため、サイト全体としてもMacやiOSユーザーの割合が他の一般的なサイトよりも高い可能性があります。
また、当サイトの内容がWebデザインやIT関連の話題が多いため、iPhoneやiPadを利用するデザイナーやエンジニアの方が多いと推察しています。そのため他の一般的なブログよりもMacやiPhoneユーザーの割合が高くなる傾向があるかもしれません。
約半数がiOSとAndroidでアクセスする時代
直近の2014年3QのデータではWindowsが25.67%となっています。そして初めてiOSとAndroidを加えたモバイルデバイスでのアクセスが5割を越えました。(2014年8月頭にブログをレスポンシブデザインににしたのでその影響もあるかもしれません)当ブログにアクセスしてくる約半数の方がiPhoneやAndroidなどの端末で閲覧しているということになります。
数年前のWeb業界はWindowsのIEが世界の中心(言い過ぎ?w)といっても過言ではありませんでした。 それが今ではWinの割合は相対的に低下し「Webはスマホで見る時代」がやってきました。これから先もこの傾向は変わらないでしょうし、Flashのみで作られたサイトのような「スマホで見られないサイト」は確実に減って行くでしょう。僕らWeb制作者も時代に即したWebサイトを作れるようにしていかないといけませんね。